しじまの夜に浮かぶ月
- 作者: 崎谷 はるひ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
システムエンジニアの朝倉薙は、急な依頼で引き受けた仕事のために、仮住まいすることになった派遣先の社宅で、金髪碧眼のアメリカ人ケネス・クロフォードと知り合う。親友の山下への恋心を断ち切られたばかりの朝倉を、そうとは知らないケネスは情熱的に口説いてくるが、人付き合いが苦手な自覚のある朝倉には、とまどうことばかりだった。そして短期間とはいえ慣れない会社組織での仕事に疲れを覚えはじめた頃、朝倉の過去の傷を抉り返すような出来事が起きてしまい―。
レビューは賛否両論のようですが、アタクシは好きな話でした。
ブルーサウンドシリーズの中でも順位は高いかと。
もうね自虐的すぎるの、主人公がw
ありえないくらい自虐的で暗くて自己完結。なんにも努力しないクセに人の幸せを羨ましがる(ま、そこには色んな思いや背景が渦巻いてるんですが)ここまで来るとお見事!魅力的すぎです!www
でもね、ここまでひどくなくてもこういう気持ちって多少なりとも誰の心の中にもあると思うんだよね。
そこがまたツボだったんだよなぁwww
でも
理不尽な八つ当たり(理不尽だから八つ当たりなんだけどw)をまき散らす主人公・・・瀬里ちゃんの話を読んだ直後だったら相当不快感だったかもなぁ、アタクシ瀬里ちゃんファンだから・・・つか、瀬里も最初は相当陰気で後ろ向きなキャラだったよねw