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人生8割綱渡り

自分の箱庭なので、多方向に対して気を使ったりはしない→理解不能という方は、まわれ右。

その2

とうとう今日はセンセイの鋭い切っ先が口内に入るのかと倒されたシートに体を横たえドキドキしながら待つ。
そんな私の緊張をほぐすかのように柔らかい声で彼は『あのあと痛くなかった?』と私に問いかけてくる
『あのあと・・・そんなには痛まなかった…けど違和感は続いてて・・・』
『そっか〜、アレだけ痛がってたもんね。一週間じゃ治らないよね』と微笑み、怯えて目を泳がせる私の顔を覗き込んできた。
彼はちょっと思案した後、『じゃ、そこちょっとだけ見せてね』と更にシートを倒してきた。
白い天井がまぶしい。そっと私は目を閉じた。
* * * * * * * * 
『もっと開けて、くち』
今日は素直に彼の言うことを聞ける、私は大きく口を開けてそれを受け入れる
押しつけられて涙目になりつつも懸命に口をあけ受け入れる。
『あぁ、その前に今日は別な場所をいじろうか』
彼は私の中をつぶさに見たあと にっこり笑ってそう言ったのだった。

そんなわけで、親知らず抜歯は延期という焦らしプレイ。
半年放置した詰め物が取れた歯の処置の方が急を要するらしい。今更急いでどうなのかと思わないでもないが…w